全国賃貸住宅新聞社では、毎年「入居者に人気の設備ランキング」を発表しています。
このランキングは、同社が全国の不動産管理会社数百社を対象に「この設備があれば家賃が高くても入居が決まるもの」と「この設備が無ければ入居が決まらないもの」を独自に調査・集計し、ランキング形式で発表しているものです。
先月、最新の2018年版の結果が公表されましたので、改めて「この設備があれば家賃が高くても入居が決まる設備」の調査結果の過去3年分をまとめてみました。
これからの賃貸繁忙期に向けた空室対策のための設備導入の際の参考になさってください。
■単身者向け
■ファミリー向け
この3年間で、単身向け・ファミリー向けいずれも3年連続「インターネット無料」が1位になっています。
スマートフォンの普及でWi-Fiなどインターネット環境は今や「当たり前」となっていますが、個別に利用契約を行う必要が無くしかも無料で使える点が入居の決め手に繋がっているようです。
年々大幅に順位を上げている「宅配ボックス」も単身者向けで2位にランクインしています。これもスマートフォンの普及に伴うネット通販利用の一般化が需要拡大の背景にあるといえます。
そして今年の結果で注目すべきは、単身者向けで4位にランクインした「備え付け家具・家電」です。
特に初めて一人暮らしをする方にとっては、家具家電を買い揃える必要がなく費用を節約できる点が大きなアピールになるでしょうし、空室内にモデルルームのように家具家電を備え付けることで、内見に来られたお客様に対し入居後の生活をイメージさせるような使い方も考えられます。安価でできる空室対策といえるでしょう
さらに、「エントランスのオートロック」や「ホームセキュリティー」の防犯系設備も単身向け・ファミリー向け共に安定した人気が見て取れます。
もし物件が第1位の「インターネット無料」に対応している場合には、スマートフォンやタブレットなどからリアルタイムで映像を確認できるインターネット接続型の防犯カメラの設置も可能です。
消費者が物件を探す際にはポータルサイトの利用が一般的ですが、これらの設備の多くがポータルサイトの検索項目に入っています。消費者に選ばれる物件になるためには、これらの上位にランクインしている設備の導入も有効な手段のひとつと考えられます。管理物件の状況やトレンドに応じた設備導入をご提案されてみてはいかがでしょうか。
ハトマーク支援機構の提携企業では、これらの人気設備導入をお手伝いいたします。
■「インターネット無料」なら
→NTT東日本
■「備え付け家具・家電」なら
→アイリスオーヤマ
■「インターネット接続型防犯カメラ」なら
→日信電子サービス
■「システムキッチン」「ウォーキングクローゼット」「独立洗面化粧台」なら
→永大産業